GALESPEED カスタム

【握力トレーニング卒業】重いクラッチを軽くしませんか?

店長

ご覧頂きありがとうございます。

淡路市二輪カスタムパーツセンター店長です。

今回はワイヤー式クラッチを採用している車種のクラッチを軽くするためのカスタムについてご紹介していきます。

ブレーキに関してもご紹介していますので、よかったら見てみてください。

ご紹介する商品はGALESPEEDワイヤークラッチホルダーキットです。

GALESPEEDとは

アルミ鍛造ホイールやラジアルマスターシリンダー、キャリパー、バックステップ等を展開する国内ブランド。

ホイールやマスターシリンダーは世界のレースシーンでも使用されるほどの高い品質を誇ります。

株式会社アクティブが展開する国内ブランドのため、拠点は日本国内にありリペアパーツの供給も安心です。

ワイヤー式クラッチが重くなる原因

レバーを握りテコの原理を利用し、大きな力に変えるワイヤー式クラッチ。

これはブレーキ操作と同様の原理です。

原因その1 ワイヤーの劣化・取り回し

ハンドルに取り付けられたレバーホルダーからエンジン側までワイヤーで接続されます。

レバーを握るとクラッチワイヤーのインナーワイヤーが摺動します。

インナーワイヤーの素材はスチールやステンレスが使われますが、ワイヤーにサビが発生したり、潤滑油が不足していると、摺動抵抗が生まれ余計なエネルギーが必要になります。

同時にハンドル交換等でワイヤーの取り回しが変わってからクラッチが重くなったというのはよくある話です。

無理な取り回しは抵抗になって重くなる原因になります。

原因その2 レバー側の劣化

クラッチレバーはピボットを中心にワイヤータイコを引っ張ります。

ピボットの部分はホルダーとレバーをシャフトで支えながら常に摺動運動を行っているので、過酷な環境にさらされます。

このピボット部分は経年とともにグリス切れを起こし、動きが悪くなっていきます。

そのため、レバー操作に無駄な力が必要となり結果的にクラッチが重くなってしまうのです。

原因その3 そもそも重い

クラッチレバーのホルダーにはテコの原理が採用されています。

レバーを支えているピボット(支点)とワイヤータイコが取り付けられるホルダー(作用点)、実際に握るレバー(力点)。

クラッチ操作で必要なワイヤーを引っ張る量(引きしろ)を確保しながら、この3点の距離を変更することで驚くほどクラッチを軽くすることが出来ます。

GALESPEEDワイヤークラッチホルダーで解決できること

【原因その2を解決】ピボット部にはベアリングが採用!

純正ではブッシュ式が多く採用されていますが、GALESPEEDではベアリングが内蔵されています。

そのためレバーを握る動作には抵抗がほとんどありません。

また、部品毎の精度が高く、ガタも少ないため余計な力が要らなくなるのです。

【原因その3を解決】選べるレシオアジャスターが搭載!

 

純正のクラッチホルダーではレシオは変更出来ませんが、GALESPEEDでは複数のレシオが用意されています。

この距離を短くすることでクラッチ操作は驚くほど軽くなります。

さらにキットにはタイコホルダーが2種類付属されますので、軽さとクラッチの切れ味をお好みに合わせて選択できます。

他にもアフターパーツならではのメリットも満載

デザインがかっこいい

ボディはアルミ削り出しでスタイリッシュ。

本体カラーもブラックとブラウン、さらに上位モデルエラボレートシリーズもありますので、スタイルに合わせてお選びいただけます。

レバー距離調整が広い

手の大きさや握り方でレバーの距離を調整したいですよね?

純正では変更不可のものから5段階くらいまでの距離調整が付いていますが、GALESPEEDではなんと12段階!

さらに開度も細かく調整できますので、ピッタリのレバー距離を選べます。

ワイヤー張り調整ダイヤル

レバーの遊び調整のためのダイヤルもノッチ付きダイヤル式が採用されています。

グローブをしたままでも手軽に調整が出来、プライヤーなどの工具も不要です。

可倒式レバー

不意な転倒でクラッチレバーが折れてしまったというのはよく聞く話です。

可倒式レバーは万が一転倒しても本体への衝撃が軽減、リスクが減ります。

ワイヤークラッチキットの選び方

純正のワイヤーを確認

使用条件として以下の項目に当てはまることが必須です。

タイコ径がφ8

ワイヤーのエンド金具がφ8

インナーワイヤー長が40mm~50mmであること。

⇒当てはまらない場合はエンジン側の張りを変更してください。

 エンジン側の張りを変更しても上記寸法に合わない場合は使用できません。

クラッチスイッチを確認

・2線タイプ

             上記写真と同じ端子の形状

             ⇒差し替えるだけで装着可能

             上記写真と異なる端子/カプラ

             ⇒配線/端子加工が必要。

・3線タイプ

             ⇒3線の内、2線の端子を接続。

             (ニュートラル時にクラッチを握らないとエンジン始動できない。)

・4線タイプ(クルーズコントロール等の機能が付いた車両)

             ⇒装着できません。

純正のホルダーを確認

まずは純正のクラッチホルダーを元にレシオを計測します。

タイコの中心からピボットシャフトの中心までの距離。

ワイヤークラッチホルダーのレシオを選択します

GALESPEEDでは2種類のレシオを選択出来ます。

28mmと30mm、32mmと34mmの2種類です。

純正と同等もしくは軽くするには1段階小さいサイズを選ぶのがベターです。

<支点までの距離>

●遠い場合

ストロークが短くなり、クラッチの切れが良くなります。

※車種によってクラッチ操作が重くなる場合がございます。

●近い場合

ストロークが長くなり、クラッチ操作が軽くなります。

※車種によってクラッチが切れなくなる場合がございます。

カラーを選びます

ボディは2種類、Elaborate(エラボレート)とスタンダード。

Elaborateとは

ゲイルスピードが誇る切削技術で、剛性と性能を追及した究極のシリーズ。

“精巧に作り上げる”“技巧的な”を意味するElaborate(エラボレート)という名にふさわしく、鍛造アルミニウム材を極限まで切削し、無駄のない機能美を実現しています。

スタンダードではブラック、ブラウンからお選びいただけます。

ミラーホルダーの有無

ネイキッド等でクラッチホルダーにM10のミラーホルダーが必要かどうかを選択します。

レーサーやカウル付き車はスタンダードタイプ。

レバーサイズ

一般的なスタンダードレバーと、ミニバイクなどにぴったりなショートレバーからお選びいただけます。

品番対応表

レバーレシオ 32/34mm

タイプクランプレバーサイズ品番
エラボレートスタンダードスタンダードWCE34BK
ショートWCE34BK-S
ミラースタンダードWCE34BK-M
ショートWCE34BK-MS
ブラックスタンダードスタンダードWKH34BK
ショートWKH34BK-S
ミラースタンダードWKH34BK-M
ショートWKH34BK-MS
ブラウンスタンダードスタンダードWKH34BR
ショートWKH34BR-S
ミラースタンダードWKH34BR-M
ショートWKH34BR-MS

レバーレシオ 28/30mm

タイプクランプレバーサイズ品番
エラボレートスタンダードスタンダードWCE30BK
ショートWCE30BK-S
ミラースタンダードWCE30BK-M
ショートWCE30BK-MS
ブラックスタンダードスタンダードWKH30BK
ショートWKH30BK-S
ミラースタンダードWKH30BK-M
ショートWKH30BK-MS
ブラウンスタンダードスタンダードWKH30BR
ショートWKH30BR-S
ミラースタンダードWKH30BR-M
ショートWKH30BR-MS

 

最後に

今回はクラッチホルダーのご紹介でしたが、【原因その1】のワイヤー自体もクラッチが重くなる大きな要因です。

こちらに関しては別記事でメンテナンス方法やワイヤーのご紹介をしたいと思います。

クラッチ操作は公道で走っている以上常に付きものです。

軽くできればロングツーリングはもちろん、フラっと乗るときにも気が楽に乗れるものです。

見た目も乗り味もアップグレードしてみませんか? 最後までご覧頂き有難うございました。

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