キャブレターとは
キャブレター仕組み
キャブレターとはエンジンの負圧の力を利用して、ガソリンと吸気空気を混ぜ合わせて混合気ににし、これをエンジンの燃焼室へ送り込み、エンジンの爆発に必要な燃料を送り込む装置です。簡単に言えばエンジンを動かすのには必須なアイテムというわけです。
エアクリーナー
エアクリーナー 仕組み・種類
エアクリーナーとは、エンジンへ吸気される空気から塵や埃をキャッチして綺麗な状態でエンジンへと届ける役割の機器になります。
吸気口から吸い込まれた空気はまず、エレメントと呼ばれるフィルターを通ってエンジンへと向かいます。
塵や埃はエアクリーナーエレメントに詰まることになります。エレメントが詰まるとエンジンは正常な吸気が出来なくなり、結果、トラブルが起こる場合もあります。掃除機のフィルターと似たようなものと思って間違いないでしょう。つまり、定期的な清掃が必要不可欠になってくるわけですね。
エアクリーナーは大まかに分けると、乾式・湿式の2種類に分けられます。その名の通り湿っているか、乾燥しているかの違いです。ただし濡れているものと乾いているものにももちろん大きな違いがあります。
乾式はエアクリーナーエレメントにスポンジやドライペーパーが利用されており、目の粗さが異なる表面部分・裏面部分を空気が通り抜けることで、大きさの異なる様々なゴミをキャッチ出来ます。湿式に比べ極めて細かなごみの回収には優れていません。
湿式は、エアクリーナーエレメントに専用のオイルを染み込ませているものを指します。フィルターはオイルで湿ることにより、様々なゴミをキャッチ出来ますが、乾式に比べて目詰まりし易いといいう弱点があります。定期的ば手入れが不可欠です。
メリット
1.エンジンが吸い込む空気からゴミを取り去って、エンジンが痛まないようにすることです。
・エンジンの保護に重視しているということです。(エンジン内部にダストが混入してしまうと、摩耗してしまいます。ダストによって吸気系バルブをはじめとするピストンリング、シリンダーの内部の壁面を削ったり損傷してしまうのを事前に防ぎます。)
2.クリアな空気をエンジンへ運ぶ事ができる。
・クリアな空気を送るということは空気に含まれている無駄なゴミを燃やす必要がなくなるので燃焼効率も上がります。
ファンネルとは
ファンネル
ファンネルは主にレースなどの競技用途で用いられるパーツですが、稀に公道でも使う人がいます。
基本的にはエアフィルターと同じ役割を持つ機器になります。空気を吸い込む側に付ける、ろうと(ラッパ)状のパーツのことで、エアクリーナーに比べると、空気を吸い込む効率がアップしています。
ただし、エアクリーナーほどの吸塵力はなく、その分、外気を直接取り込むことで、ハイパワーを得ることが可能となります。したがって耐久性などを無視できるレース車両に用いられることの多いパーツとなりますね。
メリット
1.吸気量が膨大になりパワーが上がる
・一度に吸い込む空気の量が増えるため。
2.レスポンス向上
・フィルターになるものがないのでほとんど直キャブ状態!ふけ上りが絶大に向上します。
使用用途によった選択を!
エアクリーナーにファンネル…どちらもエンジンに吸気を送り込むためのパーツだということがわかったと思います。エアクリーナーは、そのエンジンに送る空気を綺麗な状態にするために、湿式・乾式の違いはあれど、埃、塵といったエンジンを害するモノを取り除くという役割を担っています。
それに対しファンネルは、空気の状態はあまり気にせず、とにかくエンジンに吸気をさせることでパワーを得るといった役割を担っています。私個人の意見としては長く乗りたいならエアクリーナー!メンテナンスは必要だけど乗り味をよりレーシーに楽しみたいならファンネルそんな感じです!