ご覧いただきありがとうございます。
淡路二輪カスタムパーツセンター店長です。
ブレーキ周りのカスタムでちょっと難易度が高い?わかりにくい?のがマスターシリンダーではないでしょうか。
Nissinやbrembo、GALESPEED等各社よりいろんな種類が販売されています。
「純正でも十分にブレーキ効くし...」と思う方もぜひ参考までにご覧いただければ幸いです。
マスターシリンダーの選び方はコチラで解説しています。
マスターシリンダーの種類
フロントブレーキのマスターシリンダーには大きく分けて2種類があります。
1.ラジアルマスターシリンダー(ラジアルポンプ)
2.横押しマスターシリンダー(スラストポンプ)
今回はラジアルマスターシリンダについて簡単にご説明します。
ラジアルマスターシリンダーとは
ラジアル (radial):放射状の
マスターシリンダーで言うところ縦押しとなります。
これはマスターシリンダーが取り付けられるハンドルバーに対して垂直にピストンが押されるということになります。
垂直に押されるメリットは?
ラジアルマスターシリンダーのメリット
結論から申しますとブレーキのコントロールがしやすくなります。
横押しマスターシリンダーと比較し、フルブレーキまでの距離が長く取れ、かつ力加減の間隔が狭いと言えば良いでしょうか。
握った分だけブレーキを効かせることが出来ます。
原理等は他のサイトでも紹介されていますので、詳しく知りたい方はお調べ下さい。
これは文章で表すと分かりづらいですが、実際に握ってみると最初は違和感です。
少し慣れると、ガッツンブレーキから卒業でき、効かせたい分だけブレーキを握れるようになります。
必要以上にブレーキを掛けなくて済みます。
さらに社外品のブレーキマスターシリンダーは精度が高いので疲れにくくなります。
ラジアルマスターシリンダーのデメリット
しかし、逆にデメリットもあります。
1.構造的に進行方向(前側)に張り出すためスペースが必要
2.価格が高い
1.に関しては車種によっては干渉する恐れがありますので、カウル付き車両などは要注意です。
2.に関してはカスタムの醍醐味ですね♪
また、装着にはいくつか注意事項があります。
・ブレーキホースの交換が必要になる場合がある
・付属品以外にスイッチやホルダーが必要になる場合がある
ここらへんに関してはまた細かくお伝えしますね。
社外品のラインナップ
ラジアルマスターシリンダーと一言で言っても、様々なラインナップがあります。
当店扱っている社外品マスターシリンダーのメーカーは、
brembo(ブレンボ)
GALESPEED(ゲイルスピード)
NISSIN(ニッシン)
が人気どころです。
ブランド名 | brembo | GALESPEED | NISSIN |
価格 | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
質感 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
機能 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
アフターフォロー | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
実績 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
店長の個人的な見解も含んでおりますが、、、
それぞれ複数モデルがラインナップされておりますので、上記の限りではありません。
bremboはレースでの実績、国内販売の実績ともにピカイチです。
かつ質感もさすがイタリア製といったところですね。
価格が高価なのと、海外製のため部材が欠品した際の供給面に少しが不安が残ります。
GALESPEEDはなんとメイドインジャパン。
比較的新参者といったこともありレシオコントロール(VRC/VREシリーズのみ)というレバータッチをマイナスドライバーのみで変更できる機能があります。
さらに国内でオーバーホールも行っているため、アフターフォローに関しても安心です。
NISSINはご存知の方も多いと思いますが、純正採用されているほどの実績!
なにより価格が抑えめでカスタム初心者にもピッタリです。
パーツ供給も安定している点もGOODですね♪
最後までご覧頂き誠にありがとうございます。